伝承とならわし
おひなさまについて
上手な選び方 | ●飾る場所を決めましょう まず、おひなさまをどの部屋のどこに飾るかを決めます。それによっておひなさまの大きさが決まります。段飾りのおひなさまの場合、幅(間口)が3尺(約90cm)から、3尺5寸(約105cm)、4尺(約120cm)4R5寸(約135cm)まであり、奥行きは段の幅の約1.3倍、高さは幅の約1.5倍です。カタログにサイズを提示してありますので、参考になさってください。 ●飾り方と種類を考えましょう おひなさまの種類には、段飾り、平飾り、ケース飾りなどがあります。一般には十五人揃いの「七段飾り」が人気です。また、男雛と女雛、そして3人官女を含めた「五人飾り」や、男雛と女雛二人の「親王飾り」も好評です。このように多様な飾り方の中からお部屋との調和を考えてお選びください。また、人形の種類は大きく分けて二通りあります。ひとつは、衣装の布の織り方や柄行きなどいろいろな工夫がなされてある華やかな衣装着、もうひとつは素材の持つ曲線の美しさを生かして若い人にも人気のある木目込み人形とがあります。 ●まとめとして これまでに紹介したおひなさまの選び方にそって、ご予算をお考えの上条件にあったものを何点かお選びください。さらに実際にご覧になり店頭でのアドバイスも参考の上お決めいただくのが理想です。永年にわたりおひなさまを大切にしていただくためにも十分に比較検討の上でお選びください。 |
飾り方 | 1.ひな壇を組み立てます。 畳やじゅうたんが傷まないように、下にあて紙をひくと良いでしょう。 2.緋毛壇を掛けます。 先に左右を合わせ最下段から順に上へピンで止めてゆきます。 3.おひなさまを用意します。 飾る時におひなさまの顔に手を触れないように注意しましょう。 4.おひなさまを飾ります。 上図などを参考に最上段から順番に並べてゆきます。親王は大正の初め頃から向って左に男雛、右に女雛を並べるようになりましたが、京雛は右に男雛、左に女雛を並べます。 5.ひな道具を飾ります。 特にこれといった決まりはありませんから、全体のバランスを考えて飾りましょう。 |
上手なしまい方 | ●天気が良く、空気のかわいたカラッとした日におしまいください。 ●お人形の顔や手足に直接手を触れないようご注意ください。 ●髪や衣装についたほこりは、毛バタキか柔らかな小型の洋服ブラシ等で掃ってください。 ●顔や手足は柔らかい白紙〈サクラ紙やティッシュペーパー等〉で包むようにしてください。 ●防虫剤は少なめにしてください。 ●おしまいになる場所は極度に乾燥したり、湿気の多い所は避けてください。 |
ひな人形の飾り方については、特別厳格な決まりがあるわけではなく、その時代、その地方によって、かなり違いがみられます。従ってここに掲載する飾り方は、そういうものの中から一般的と思われる飾り方をとり上げてみました。 |
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